01家賃は月5.4万円──全国121都市の中でも下位水準の街

函館市の民営家賃は55㎡換算で月。東京23区の同条件と比べ、月下がる計算です(実測値)。

東京23区165,617円
函館市54,133円
旭川市57,717円
小樽市60,806円

函館市の将来人口は2020年の251,084人から2040年には182,713人(同▲27.2%)まで減少すると推計されており(社人研)、減少ペースの速い都市に分類されています。記事の最初に示した世帯別の家賃差がこの111,484円より小さく見えるのは、単身20㎡〜子2人世帯70㎡と、世帯ごとに想定する住まいの広さを変えて試算しているためです。

02単身は東京23区より高くなる──家賃の節約分を車・光熱費が上回る

気になる数字を先にお伝えします。単身の場合、家賃の節約幅(−40,539円)に対し、自動車の維持費(+32,160円)・光熱費(+6,619円)・食費(+3,004円)・外食費(+1,725円)・水道代(+307円)が積み重なり、という試算です。

  • 単身:家賃の節約−40,539円に対し自動車+32,160円・光熱費+6,619円・食費+3,004円ほかが上乗せ。
  • 夫婦・子育て世帯:家賃の下げ幅が単身より大きく、車代・光熱費の上乗せを差し引いても月3.3〜8.4万円のプラス

函館市の車必要度は5段階評価で2、車1台(軽自動車を想定)の維持費は月+32,160円です。市電やバスが走る中心部を除けば、冬場の除雪・スタッドレスタイヤ代を含む車関連費用が生活費を押し上げる主因になっています。

031月の最深積雪34cm──積雪地帯特有の暮らしと地震確率4.8%

函館市の1月平均気温は、最深積雪は(気象庁平年値)です。8月平均はで積雪はありません。冬期の除雪・暖房・タイヤ交換にかかる費用が、前段の光熱費・自動車費の上乗せに直結しています。

一方で地震については、J-SHIS(防災科研)によると函館市で30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は、震度6強以上はと、全国121都市の中でも中程度の水準です(確率は役場所在地点の値・risk_level: medium)。

04子育て:医療費助成は東京23区と同水準──給食費・学童保育料はやや高め

夫婦+子2人(4歳・8歳のモデル世帯)では月、年間およその節約という試算です。子育てにかかるお金は、次のようになっています。

  • 小学校の給食費(8歳):東京23区比とやや高め
  • 公立学童保育料(8歳):東京比
  • 幼稚園・保育料(4歳):幼保無償化の対象で東京23区と
  • 子ども医療費:・所得制限なし・自己負担なし(東京23区と同水準)

子ども医療費の助成範囲は、対象年齢・所得制限・自己負担のいずれも東京23区と同じ条件です(こども家庭庁・令和6年調査)。移住支援金は単身60万円(回収目安184か月)・夫婦2人100万円(回収目安31か月)・子育て世帯100万円(回収目安12か月)が対象です。

このほか、介護保険料(65歳以上・基準額)は月、水道料金は20㎥あたりという実測値です。

05結局、月いくら変わる?(費目別まとめ・夫婦2人)

費目差額(月・東京23区比)
家賃−81,078円
食費+5,892円
外食費+1,733円
光熱費+7,609円
水道代+491円
自動車+32,160円
合計−33,193円
60位全国121都市の生活費ランキング(安い順・東京23区起点)で60位。家賃の下げ幅は大きいものの、車・光熱費の上乗せがあり、順位は中位にとどまります。

06東京以外から移住を検討している方へ

ここまでの数値は「共通のものさし」として東京23区比で示しましたが、あなたの街からの差額は当然変わります。スマコスのシミュレーターは全国121都市を出発地に選べます。

函館市の公式移住サポート窓口・支援制度を見る →

現住所から函館市への移住について試算する

この記事の数値はモデル世帯での試算です。現在地・家賃・子どもの年齢を入力すると、あなたの世帯に合わせた差額を30秒で確認できます。

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07よくある質問

試算上、家賃の節約幅(月40,539円)はありますが、自動車の維持費(月32,160円)と光熱費(月6,619円)・食費(月3,004円)の上乗せを差し引くと、単身では月3,276円の増加という結果でした。函館市は車必要度2の水準で、冬場の除雪・スタッドレスタイヤ代を含む車関連費用が家賃の節約分の8割近くを占めています。

国の移住支援金制度の対象で、単身60万円(回収目安184か月)・夫婦2人100万円(回収目安31か月)・子育て世帯100万円(回収目安12か月)です。条件の詳細は移住支援金ポータルサイトでご確認ください。

地震については、30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は4.8%、震度6強以上は0.35%です(J-SHIS・役場所在地点)。全国121都市の中では中程度の水準です。一方で1月の最深積雪は34cm・平均気温は−2.4℃と積雪地帯にあたり、除雪・冬用タイヤ・暖房にかかる費用を見込んでおく必要があります。