01地震確率0.21%──全国121都市の中でも最低水準
住まい選びで最も気になる数字から先にお伝えします。J-SHIS(防災科研)によると、佐世保市で30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は0.21%、震度6強以上は0.02%。これまで検証してきた地方都市の中でも最低水準という試算です(確率は役場所在地点の値)。
一方、将来人口は2040年で−22.1%の見通し(社人研推計)と、全国121都市の中でも減少幅が大きい部類です。地震リスクの低さと人口動態、性質の異なる数字をあわせて把握しておくとよいでしょう。
02家賃は月6.8万円──九十九島とご当地バーガーの港町
佐世保市の民営家賃は55㎡換算で月67,767円。東京23区の同条件165,617円と比べ、月97,850円下がる計算です(実測値)。
九十九島の多島美と佐世保バーガーで知られる港町で、米海軍・海上自衛隊の基地もある国際色豊かな街です。家賃実測値は熊本市よりやや高く、久留米市よりは安い水準です。
記事の最初に示した世帯別の家賃差がこの97,850円より小さく見えるのは、単身20㎡〜子2人世帯70㎡と、世帯ごとに想定する住まいの広さを変えて試算しているためです。
03単身の節約幅は月646円──食費・水道代がやや高め
単身の場合、家賃の節約幅(−35,582円)に対し、食費(+3,646円)・水道代(+2,432円)・車の維持費(+27,833円)を差し引くと、手元に残るのは月646円にとどまります。
- 単身:家賃の節約−35,582円に対し食費+3,646円・水道代+2,432円・車+27,833円。手元に残るのは月646円
- 夫婦・子育て世帯:家賃の下げ幅がさらに大きく、上乗せ分を差し引いても月3.1〜7.6万円のプラス
気候は1月平均7℃・8月平均28℃(気象庁平年値)で積雪はほぼゼロの温暖な気候です。離島を多く含む地形のため、水道代は東京比+3,891円/月(夫婦2人)とやや高めの実測です。
04子育て:給食無償、医療費は「18歳まで・一部自己負担あり」
夫婦+子2人(4歳・8歳のモデル世帯)では月−76,182円、年間およそ91万円の節約という試算です。子育てにかかるお金は、次のようになっています。
- 小学校の給食費:無償(東京23区も無償のため差額0円)
- 公立学童保育料:東京比+5,500円/月とやや高め
- 子ども医療費:18歳年度末まで・一部自己負担あり
対象年齢は東京23区と同じ18歳年度末までですが、東京が自己負担なしなのに対し佐世保市は一部自己負担があります(こども家庭庁・令和6年調査)。移住支援金は世帯最大100万円(東京圏からの移住限定)で、月7.6万円の節約ペースなら約14ヶ月分の節約額に相当します。
05結局、月いくら変わる?(費目別まとめ・夫婦2人)
| 費目 | 差額(月・東京23区比) |
|---|---|
| 家賃 | −71,163円 |
| 食費 | +7,152円 |
| 外食費 | +619円 |
| 光熱費 | +613円 |
| 水道代 | +3,891円 |
| 自動車 | +27,833円 |
| 合計 | −31,055円 |
06東京以外から移住を検討している方へ
ここまでの数値は「共通のものさし」として東京23区比で示しましたが、あなたの街からの差額は当然変わります。スマコスのシミュレーターは全国121都市を出発地に選べます。
なお移住支援金(最大100万円)は東京圏からの移住限定の制度です。公式情報はこちらから確認できます。
佐世保市の公式移住サポート窓口・支援制度を見る →現住所から佐世保市への移住について試算する
この記事の数値はモデル世帯での試算です。現在地・家賃・子どもの年齢を入力すると、あなたの世帯に合わせた差額を30秒で確認できます。
無料でシミュレーションする →07よくある質問
J-SHIS(防災科研)の推計で、30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は0.21%です(役場所在地点の値)。これまで検証してきた地方都市の中でも最低水準という試算ですが、地震はどの地域でも一定のリスクがあるため、建物の耐震性能などは移住先を問わず確認することをおすすめします。
社人研の推計では2040年に2020年比−22.1%の見通しです。地震リスクの低さや家賃の安さといった移住のメリットとあわせて、地域の将来性については実際に訪れて確認することをおすすめします。
JR特急・高速バスで博多駅までおよそ1時間半前後です。毎日の通勤圏としてはやや距離があり、テレワーク主体の働き方や移住後に地元で仕事を探す前提での検討が現実的です。
