01家賃は月5.7万円──「1位」を支える最大の要因

佐賀市の民営家賃は55㎡換算で月。東京23区の同条件と比べ、月下がる計算です(実測値)。全国121都市の中でも最安級です。

東京23区165,617円
佐賀市56,950円
都城市61,250円
宮崎市61,250円

佐賀駅を中心にコンパクトな市街地が広がり、九州新幹線ではなく在来線特急かもめで博多まで約40分という立地。九州沖縄ブロック内でも都城市・宮崎市より一段安い水準です。

記事の最初に示した世帯別の家賃差がこの108,667円より小さく見えるのは、単身20㎡〜子2人世帯70㎡と、世帯ごとに想定する住まいの広さを変えて試算しているためです。

02食費・外食費も軒並み下がる──「安さ」が複数費目に広がる街

地方都市では「家賃は安いが食費・外食費は東京より高い」という結果になりやすい一方、佐賀市は違います。夫婦2人で食費は東京比と大きく下がり、外食費もほぼ横ばい()です。

FOOD & UTILITIES(東京23区比・夫婦2人)

食費−7,081円/月
外食費+17円/月
光熱費+1,310円/月
水道代+2,276円/月

有明海に面した佐賀平野の農業生産力の高さが、食料品価格の実測データにも表れていると考えられます。光熱費・水道代はわずかに東京より高い水準ですが、家賃と食費の下げ幅がそれを大きく上回ります。

03子育て:給食は無償、医療費は「15歳まで」に注意

夫婦+子2人(4歳・8歳のモデル世帯)では月、年間およその節約という試算です。子育てにかかるお金は、次のようになっています。

  • 小学校の給食費:(東京23区も無償のため差額0円)
  • 公立学童保育料:東京比とほぼ同水準
  • 子ども医療費:・一部自己負担あり

ここは正確にお伝えしたい違いです。東京23区の子ども医療費助成が18歳年度末まで自己負担なしなのに対し、佐賀市は15歳年度末まで(一部自己負担あり)。高校生の年代の通院費は、東京より自己負担が生じる可能性があります(こども家庭庁・令和6年調査)。

移住支援金は世帯最大100万円(東京圏からの移住限定)。月11.3万円の節約ペースなら、支援金だけで約の節約額に相当します。

04有明海の恵みと地震・水害リスク──平野部特有の事情

気候は1月平均・8月平均(気象庁平年値)で積雪はほぼゼロ。冬は温暖な瀬戸内・九州型気候です。

J-SHIS(防災科研)によると、佐賀市で30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は、震度6強以上は。全国121都市の中では低い部類です。一方、佐賀平野は低平地で有明海に近く、大雨時の内水氾濫リスクは別途、市のハザードマップで確認することをおすすめします(地震確率は役場所在地点の値)。

将来人口は2040年での見通し(社人研推計)。全国的な地方都市の傾向の範囲内です。

05結局、月いくら変わる?(費目別まとめ・夫婦2人)

費目差額(月・東京23区比)
家賃−79,030円
食費−7,081円
外食費+17円
光熱費+1,310円
水道代+2,276円
自動車+28,993円
合計−53,515円
1位全国121都市の生活費ランキング(安い順・東京23区起点)で1位。年間642,180円の差は、2人での国内旅行およそ6回分に相当する金額です。

06東京以外から移住を検討している方へ

ここまでの数値は「共通のものさし」として東京23区比で示しましたが、あなたの街からの差額は当然変わります。スマコスのシミュレーターは全国121都市を出発地に選べます。

なお移住支援金(最大100万円)はの制度です。公式情報はこちらから確認できます。

佐賀市の公式移住サポート窓口・支援制度を見る →

現住所から佐賀市への移住について試算する

この記事の数値はモデル世帯での試算です。現在地・家賃・子どもの年齢を入力すると、あなたの世帯に合わせた差額を30秒で確認できます。

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07よくある質問

家賃・食費の両方が東京より大きく下がっているためです。特に食費は夫婦2人で月7,000円以上の下げ幅があり、他の多くの地方都市(食費が東京より高くなる例も多い)と異なる特徴です。佐賀平野の農業生産力が背景にあると考えられます。

在来線特急かもめで佐賀駅から博多駅まで約40分です。日常的な通勤圏として現実的な距離で、福岡の仕事を維持したまま生活費を下げる選択肢になり得ます。ただしこの場合、東京圏限定の移住支援金は対象外です。

医療費助成の年齢や自己負担の有無は自治体ごとに独自に決められています。佐賀市は15歳年度末まで(一部自己負担あり)で、18歳まで自己負担なしの東京23区と比べると、高校生年代の通院費に差が出る可能性があります。最新の制度は市の公式窓口でご確認ください。