01家賃は月6.3万円──吉野川と阿波おどりの城下町
徳島市の民営家賃は55㎡換算で月62,667円。東京23区の同条件165,617円と比べ、月102,950円下がる計算です(実測値)。
吉野川河口に開けた徳島市は阿波おどりで知られる城下町。四国ブロックでは松山市と近い水準、高知市よりは一段安い中位グループに位置します。
記事の最初に示した世帯別の家賃差がこの102,950円より小さく見えるのは、単身20㎡〜子2人世帯70㎡と、世帯ごとに想定する住まいの広さを変えて試算しているためです。
02地震確率77.7%──南海トラフの想定震源域に近い立地
住まい選びで最も重視したい数字から先にお伝えします。J-SHIS(防災科研)によると、徳島市で30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は77.7%、震度6強以上は58.92%。全国121都市の中でも高い水準で、南海トラフ地震の想定震源域に近いことが背景にあります。
吉野川河口の低平地に市街地が広がるため、地震だけでなく津波・浸水のリスクも市のハザードマップで確認することを強くおすすめします。移住を検討する場合は2000年基準以降の耐震住宅の選択も重要です(確率は役場所在地点の値で、市内でも場所により異なります)。
将来人口は2040年で−14.8%の見通し(社人研推計)。地震リスクと人口動態、性質の異なる2つの数字をあわせて把握しておくとよいでしょう。
03食費は東京より安い──温暖な気候と車の必要度
夫婦2人の食費は東京比−4,247円/月と下がる実測です。外食費・光熱費・水道代はいずれもわずかに東京より高い水準ですが、家賃・食費の下げ幅がそれを上回ります。
FOOD & UTILITIES(東京23区比・夫婦2人)
気候は1月平均6.3℃・8月平均28.1℃(気象庁平年値)で積雪はほぼゼロの温暖な瀬戸内式気候です。車必要度は「必要(車1台)」で、維持費は月約2.8万円(試算では+27,707円)。マルナカなど郊外型スーパーが生活の中心で、車前提の暮らしが基本です。
04子育て:給食無償、医療費は自己負担ありに注意
夫婦+子2人(4歳・8歳のモデル世帯)では月−100,025円、年間およそ120万円の節約という試算です。子育てにかかるお金は、次のようになっています。
- 小学校の給食費:無償(東京23区も無償のため差額0円)
- 公立学童保育料:東京比+4,500円/月とやや高め
- 子ども医療費:18歳年度末まで・一部自己負担あり
対象年齢は東京23区と同じ18歳年度末までですが、東京が自己負担なしなのに対し徳島市は一部自己負担があります(こども家庭庁・令和6年調査)。移住支援金は世帯最大100万円(東京圏からの移住限定)で、月10万円の節約ペースなら約10ヶ月分の節約額に相当します。
05結局、月いくら変わる?(費目別まとめ・夫婦2人)
| 費目 | 差額(月・東京23区比) |
|---|---|
| 家賃 | −74,872円 |
| 食費 | −4,247円 |
| 外食費 | +1,064円 |
| 光熱費 | +1,481円 |
| 水道代 | +1,038円 |
| 自動車 | +27,707円 |
| 合計 | −47,829円 |
06東京以外から移住を検討している方へ
ここまでの数値は「共通のものさし」として東京23区比で示しましたが、あなたの街からの差額は当然変わります。スマコスのシミュレーターは全国121都市を出発地に選べます。
なお移住支援金(最大100万円)は東京圏からの移住限定の制度です。公式情報はこちらから確認できます。
徳島市の公式移住サポート窓口・支援制度を見る →現住所から徳島市への移住について試算する
この記事の数値はモデル世帯での試算です。現在地・家賃・子どもの年齢を入力すると、あなたの世帯に合わせた差額を30秒で確認できます。
無料でシミュレーションする →07よくある質問
スマコスは判断の材料をお届けする立場のため移住の可否は断定しませんが、30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は77.7%と高い水準です(J-SHIS・役場所在地点)。吉野川河口の低平地を含む市街地では津波・浸水リスクもあるため、内陸側・高台のエリア選びと2000年基準以降の耐震住宅の検討をおすすめします。
高速バスや自動車で大阪市内までおよそ2〜3時間です。毎日の通勤圏としては距離があり、テレワーク主体の働き方や移住後に地元で仕事を探す前提での検討が現実的です。
吉野川の恵みを受けた温暖な気候で、1月の平均気温は6.3℃と積雪もほぼありません。普段は落ち着いた地方都市の雰囲気で、8月の阿波おどり期間に大きく賑わうのが特徴です。
