01家賃は月6.2万円──製造業発祥の海沿い都市
日立市の民営家賃は55㎡換算で月62,017円。東京23区の同条件165,617円と比べ、月103,600円下がる計算です(実測値)。
日立製作所発祥の地として知られる茨城県の海沿い都市で、太平洋を望む工業都市としての街並みが特徴です。家賃実測値は群馬の高崎市・桐生市よりも一段安い水準です。
記事の最初に示した世帯別の家賃差がこの103,600円より小さく見えるのは、単身20㎡〜子2人世帯70㎡と、世帯ごとに想定する住まいの広さを変えて試算しているためです。
02将来人口は2040年で−27.9%──全国121都市の中でも減少幅が大きい部類
住まい選びであわせて押さえておきたい数字です。社人研の推計によると、日立市の将来人口は2040年に2020年比−27.9%の見通しで、これまで検証してきた地方都市の中でも減少幅が大きい部類です。
製造業を中心とした産業構造の変化が背景にあると考えられます。移住を検討する場合は、地域の雇用状況や生活インフラの今後についても確認することをおすすめします。
J-SHIS(防災科研)によると、30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は47.13%、震度6強以上は8.6%と全国121都市の中でも高い水準です(確率は役場所在地点の値)。太平洋に面した立地のため、津波リスクも市のハザードマップで確認することをおすすめします。
03単身は月6,766円の節約──食費はやや高めの実測
単身の場合、家賃の節約幅(−37,672円)に対し、車の維持費(試算では+27,740円)を差し引いても、手元に月6,766円が残る計算です。
- 単身:家賃の節約−37,672円に対し車が+27,740円。手元に残るのは月6,766円
- 夫婦・子育て世帯:家賃の下げ幅がさらに大きく、車を足しても月4〜9万円のプラス
食費は夫婦2人で東京比+7,187円/月と首都圏に近い立地らしくやや高めの実測です。一方で外食費は−1,535円/月と下がります。気候は1月平均3.3℃(気象庁平年値)で積雪はほぼなく、太平洋側らしい温暖な冬です。
04子育て:給食無償・医療費18歳まで、学童はやや割高
夫婦+子2人(4歳・8歳のモデル世帯)では月−89,765円、年間およそ108万円の節約という試算です。子育てにかかるお金は、次のようになっています。
- 小学校の給食費:無償(東京23区も無償のため差額0円)
- 子ども医療費:18歳年度末まで・自己負担なし(こども家庭庁・令和6年調査、東京23区と同水準)
- 公立学童保育料:東京比+4,800円/月とやや高め
移住支援金は世帯最大100万円(東京圏からの移住限定)。月9万円の節約ペースなら、支援金だけで約12ヶ月分の節約額に相当します。
05結局、月いくら変わる?(費目別まとめ・夫婦2人)
| 費目 | 差額(月・東京23区比) |
|---|---|
| 家賃 | −75,345円 |
| 食費 | +7,187円 |
| 外食費 | −1,535円 |
| 光熱費 | +0円 |
| 水道代 | +1,648円 |
| 自動車 | +27,740円 |
| 合計 | −40,305円 |
06東京以外から移住を検討している方へ
ここまでの数値は「共通のものさし」として東京23区比で示しましたが、あなたの街からの差額は当然変わります。スマコスのシミュレーターは全国121都市を出発地に選べます。
なお移住支援金(最大100万円)は東京圏からの移住限定の制度です。公式情報はこちらから確認できます。
日立市の公式移住サポート窓口・支援制度を見る →現住所から日立市への移住について試算する
この記事の数値はモデル世帯での試算です。現在地・家賃・子どもの年齢を入力すると、あなたの世帯に合わせた差額を30秒で確認できます。
無料でシミュレーションする →07よくある質問
社人研の推計では2040年に2020年比−27.9%の見通しで、これまで検証してきた地方都市の中でも減少幅が大きい部類です。製造業を中心とした産業構造の変化が背景にあると考えられます。地震リスクの高さとあわせて、移住前には地域の雇用状況や将来性を実際に訪れて確認することをおすすめします。
30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は47.13%です(J-SHIS・役場所在地点)。太平洋に面した立地のため津波リスクも重要な検討事項で、市のハザードマップでエリアごとの想定を確認することをおすすめします。
JR常磐線特急を利用すると日立駅から上野駅までおよそ1時間半前後です。毎日の通勤圏としてはやや距離があり、テレワーク主体の働き方や移住後に地元で仕事を探す前提での検討が現実的です。
