01特急で新宿90分──「通える移住」の家賃はほぼ6割オフ

甲府市の民営家賃は55㎡換算で月。東京23区の同条件と比べ、月下がる計算です(実測値)。

中央本線の特急あずさ・かいじで甲府駅から新宿駅まで約90分。毎日通勤には長めですが、週2〜3日出社のハイブリッド勤務なら現実的な距離感で、「首都圏の仕事を持ったまま家賃を6割下げる」構図が成立します。

東京23区165,617円
甲府市70,700円
松本市70,300円
豊田市71,425円

中部ブロックでは松本市・豊田市と同水準です。記事の最初に示した世帯別の家賃差がこの94,917円より小さく見えるのは、単身20㎡〜子2人世帯70㎡と、世帯ごとに想定する住まいの広さを変えて試算しているためです。

02子ども1人につき100万円──支援金の「加算」を読み解く

甲府市の移住支援金は、単身60万円・世帯100万円に加えてが加算されます(東京圏からの移住・就業/テレワーク/起業等の要件あり・申請期限は令和9年1月15日)。

  • 子2人世帯の場合:世帯100万円+子加算200万円=
  • 月9.8万円の節約ペースと合わせると、支援金だけでに相当
  • 関係人口要件(ふるさと納税実績等)という独自の柔軟な基準も採用

暮らしの中の子育て費用も見ておきましょう。小学校の給食費は、公立学童保育料は東京比とわずかに安く、子ども医療費は(こども家庭庁・令和6年調査)。前橋市と並び、「無償」がそろう子育て環境です。

03盆地の暮らし──車は必須、気候は寒暖くっきり

甲府市の車必要度は「必要(車1台)」。甲府駅周辺を除けば、国道20号(甲州街道)沿いに生活圏が広がる車社会です。軽自動車1台の維持費は月約2.7万円(試算では)。

  • 単身:家賃の節約−34,515円の大半が車代に消え、
  • 夫婦・子育て世帯:家賃の下げ幅が大きく、車を足しても月4.5〜9.8万円のプラス

気候は盆地らしく寒暖がはっきりしています。1月平均・8月平均(気象庁平年値)。冬の朝晩は冷え込みますが積雪は少なく(1月最深積雪7cm)、寒冷地のような灯油代の常時上乗せは試算に含まれていません。夏は暑いため、冷房費は東京と同等以上を見込むのが無難です。実測でも光熱費は東京比とわずかに高めに出ています。

山梨地場のオギノなど郊外型スーパーが生活の中心になり、買い物も車前提の設計です。

04地震リスクは121都市でも高い部類──住まい選びは耐震確認から

良い数字だけを並べないことを、スマコスは大切にしています。J-SHIS(防災科研)によると、甲府市で30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率は、震度6強以上は。対象121都市の中でも高い部類(リスク区分:非常に高い)です。

南海トラフ地震の想定影響圏にあたるため、移住検討時は住宅の耐震性能(2000年基準以降か)と、市のハザードマップの確認を強くおすすめします。なおこの確率は役場所在地点の値で、市内でも場所により異なります。

将来人口は2040年での見通し(社人研推計)。支援金の手厚さは、この人口動態への対策という文脈で理解すると納得感があります。

05結局、月いくら変わる?(費目別まとめ・夫婦2人)

費目差額(月・東京23区比)
家賃−69,030円
食費−5,028円
外食費−289円
光熱費+840円
水道代+1,245円
自動車+27,220円
合計−45,042円
16位全国121都市の生活費ランキング(安い順・東京23区起点)。年間540,504円の差は、2人での国内旅行およそ5回分に相当する金額です。

06東京以外から移住を検討している方へ

ここまでの数値は「共通のものさし」として東京23区比で示しましたが、あなたの街からの差額は当然変わります。スマコスのシミュレーターは全国121都市を出発地に選べます。

なお移住支援金(子加算込み最大300万円)はの制度です。地方就職支援金・子育て世帯住宅取得支援など甲府市独自の周辺制度も並行して稼働しています。公式情報はこちらから確認できます。

甲府市の公式移住サポート窓口・支援制度を見る →

現住所から甲府市への移住について試算する

この記事の数値はモデル世帯での試算です。現在地・家賃・子どもの年齢を入力すると、あなたの世帯に合わせた差額を30秒で確認できます。

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07よくある質問

甲府市の移住支援金は18歳未満の子1人につき100万円の加算が公式に定められています(令和8年度・東京圏からの移住・就業/テレワーク/起業/関係人口のいずれかの要件・申請期限は令和9年1月15日)。年度予算枠があるため、検討時は市の公式窓口での事前確認をおすすめします。

特急あずさ・かいじで甲府〜新宿は約90分です。毎日の通勤には特急料金の負担が大きいため、週2〜3日出社のハイブリッド勤務や、テレワーク主体の働き方に向いた距離感です。甲府市の支援金はテレワーク移住も要件として認めています。

スマコスは判断の材料をお届けする立場のため「やめるべき」「問題ない」のどちらも断定しません。公的な予測では30年以内の震度6弱以上の確率が37.86%と高い部類である一方、確率は市内でも場所により異なります。耐震住宅の選択とハザードマップの確認を前提に、支援金・生活費のメリットと合わせて総合的に判断することをおすすめします。